多文化・多国籍オフィス
ドバイは多国籍社会である。
「エミラティ」こと地元民は全人口の15%しかいない。
他85%は外国人。
つまりドバイは「外国人であることが当たり前」の都市なのだ。
我が社のオフィスも当然のように多国籍。
平たい顔族・日本人である私のデスクの
正面(お向かい)は欧州人と見紛う色白バハレーン人
背後はサリーを着て額に赤いポチをつけたインド人
右は金髪をグリグリに巻いたパリピ系アメリカ人
その隣はゲームオタクなメガネ男子のフィリピン人
・・・といったカオスっぷり。
こんな風景も、日常と化すと見慣れるものだ。
各国ランチ事情
そんな多国籍ごった混ぜオフィスで繰り広げているランチ風景を紹介したい。
アラブ勢:スマホでデリバリーをオーダー。要は出前。
中身はアラブ料理か、アメリカンか、ピザ。
欧米勢:外食。連れ立って近所のレストランに行く。
インド勢:お弁当を持参。
中身は米と、毎日違うカレー。
当人曰くカレーではないナントカという煮込み料理の日もあるらしいが、
私には毎日カレーにしか見えない。
フィリピン勢:お弁当を持参。
中身は米と、毎日違うおかずを一品。
カップラーメン率も高い。
ドバイで最もカップラーメンを消費してるのはフィリピン男子じゃないかと思う。
確証はなく、体感だが。
日本:お弁当を持参、またはデリバリーをオーダー。
日本で働いていた頃とほぼ同じ感じの行動。
だいたい毎日こんな感じである。
ドバイの出前文化
外食or弁当、の選択には
給与水準が反映されている側面もあるのだろう。
尚、デリバリー(出前)は日本とは比べものにならないほど発達している。
飲食店が、ドバイのバカ高い賃料をペイするために、
最小の店舗面積で最大の売上を作るべく、
デリバリーに力を入れるのは当然の策であるのと同時に、
配達を担当する南アジア系の労働者の賃金が恐ろしく安いからこそ成立する。
Uber Eatsをはじめとした各種フードデリバリーアプリが普及しており、
人々の日常生活に浸透しているのだが、
こうしてドバイ市民は日々怠惰になり、
時には太っていくという図式が成立するのかと思うと。。。
尚、ドバイ在住の日本人の間で最も愛用されている宅配ランチといえば、
Bento-yaさんの日替わり弁当だろう。
「ワン ヒガワリ プリーズ」の電話一本で届けられる日替わり弁当に
助けられている日本人は多いはずだ。
お値段は、配達料込みで40AED、約1,200円。
ドバイのランチとしては安価な範囲。
恐らくこれを注文しているのは主に日系企業。
私が現在の地場企業で働きだしてから初めて日替わり弁当をオーダーした際には、
宅配に来たインド人が「こんなところに日本人いたんだなぁ…」と
しみじみとした表情を浮かべ、弁当を手渡してくれたのが印象的だった。
今日も食べたよ、チキン南蛮。
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