ドバイから郵便を出してみた
仕事柄、頻繁に郵便局に行く。
そのため、よく行く郵便局では、窓口にいるエミラティ(ドバイ人)の職員から、インド人の力仕事スタッフ、セキュリティスタッフ、アフリカ人の清掃スタッフに至るまで、完全に知り合い状態で、なかなか楽しい。街の全然違う場所でバッタリ会っても挨拶しちゃうレベル。
郵便局には番号札の発券機があり、自分の番を待つのだが、私の場合は番号ではなく名前で呼ばれるという常連っぷりである。(特定の職員にではなく、ほぼ全職員に名前で呼ばれる。たのすぃー)
今回は、そんなドバイの郵便局から日本へ郵便を出す方法についてご紹介。
ドバイの郵便局 Emirates Post
ドバイの郵便局は「Emirates Post」(エミレーツ・ポスト)という。
Google Mapで検索すれば、ドバイ各地に見つかる。
場所はGoogle検索結果に出てくる通りだが、営業時間はよく間違っているので信用するべからず。そしてお問合わせの電話番号は当然のように役立たずだ。Webやコールセンターを信用せず、実際に赴いて確かめるのがいちばん確実。(新興国あるある)
このロゴが目印。
郵便局では、郵便、小包、私書箱(PO box)など、一般的な郵便サービスが提供されている。
ちょっと変わったところだと、公的機関への支払い窓口としても機能している。(例:駐車違反の罰金を支払ったりできる)
ちなみに国際郵便は「GCCエクスプレス便」と「その他一般外国便」に分かれていて流石だ。
(※GCC=湾岸協力会議メンバーの国。近すぎてもはや「隣の県」くらいの距離感である)
ドバイから日本、何日で着く?
私が利用する郵送サービスは3つ。
■EMS(国際速達)Express
一週間程度で到着
■一般郵便2週間コース(お急ぎ便)Normal 2weeks
実際は10日程度で到着
■一般郵便1ヶ月コース(普通便)Normal 1month
実際は半月程度で到着
上記3つから、予算と納期に併せて選択している。
郵便物の出し方は?
郵便局には、郵便物と身分証明書(ID)を持って行こう。在住者ならエミレーツID、観光客ならパスポートでOKだ。
自分の番がきたら、郵便物と身分証をカウンターに差し出そう。
するとまずは「ノーマル?エクスプレス?」と聞かれる。

Normal?(一般)
Express?(速達)
先ほど紹介した3つのプランから、自分の希望するプランを伝えよう。

ノーマルお願いします
Normalを選択した場合、次の質問が来る。「2ウィークス?1マンス?」

2 weeks?(2週間)
1 month?(1ヶ月)
この2つは、実は値段があまり大差ないので、私はいつも2週間コースで依頼する。
あとは言われたお金を払っておしまいだ。
しかし私は常連客。
そう簡単には答えさせてもらえない。

Express? or by Camel?
(速達?ラクダ便?)

by Came… 遅いわ!!
1回それでノリツッコミしてあげたら、大変ツボにハマったようで、それからというもの毎回毎回このセリフを言ってくる。
彼らの中で、日本のコムスメをからかう鉄板ジョークとなったらしい。
今はもうシレッと涼しい顔で

あぁラクダ便の2週間コースで…
(はいはい)
と流すだけだ。
ドバイの郵便局の窓口で、カンドゥーラ (白い民族衣装)の職員に向かい「by camel..」なんて言っているアジア女子がいたら、それは100%私である。
支払い方法と必要なもの
ドバイの郵便局では、クレジットカード払いが可能だ。
しかし、郵便局を始めとしたUAEの公的機関での支払いは、UAE国外で発行されたクレジットカードだとスムーズにいかない、または拒否されることが多いので、現金、または現地(UAE発行)のクレジットカードを持参するのが無難。
窓口の担当者たちもそれをわかっているので、クレジットカードを持っていくと「ローカルクレジットカードかい?インターナショナル・クレジットカードかい?」と確認されることも。
また、先ほども書いた通り、身分証(ID)の提示が必要なのでお忘れなく。
送料はいくら?
送料の目安は、郵便局の公式サイトで調べることができる。
そのページがこちら。
重さ、大きさ、送り先などを打ち込むと、ざっくり目安の金額が分かって便利。
トラッキング(荷物の追跡)は?
EMSや小包を送った場合、追跡番号(トラッキング番号)がもらえるので、荷物がどこにあるか追跡することができる。
ここから調べよう。
日本宛に送った場合は、受取国である日本側の郵便局サイトでも調べることができる。
小包を送りたい!梱包はどうする?
梱包のための段ボール箱が必要な場合について。
段ボールは、日本と同じ方法で調達ができるので安心しよう。
つまり
- スーパーやコンビニでもらう
- 郵便局で買う
というルートである。
特にこだわりがなければ、そこらへんのスーパーやコンビニ、薬局などの店員さんに「Do you have some used carton box??」などと尋ねれば、大抵の場合は空き箱を譲ってもらえるはずだ。
きれいな箱が欲しければ、郵便局の窓口で、郵便局公式の箱を購入することもできる。大小様々用意されているので、ぴったりサイズを選ぼう。
ドバイには住所がない!PO boxを使おう
他に、郵便関連で特筆する話題があるとすれば、受け取る際の話になるが、ドバイでは私書箱の利用が一般的であることだろうか。「個人宅への配送」ではなく「私書箱宛配送」なのだ。
というのも、ドバイには住所がない。
郵便物の自宅への配送は、基本的には、行われない。
そのため最寄りの郵便局に申請し、私書箱(PO box)を開設する。そして、郵便物はそこに受け取りに行くのだ。
自分の私書箱を持たない人は、勤務先の私書箱を使わせてもらうのがいいだろう。
私は日本から、米やら服やら本やら化粧品やらを、勤務先の私書箱宛に送っている。
中央郵便局はカラマに
ちなみに、ドバイの中央郵便局は、インド人街のカラマにある「Karama Post Office」。
ちょっと高度で複雑な手続きが必要な場合は、小さな支局で対応できないことがあり、そんな場合はここに行くことになるハズだ。
例えば、発送済みの郵便物の宛先を変えたい!とか(←経験済み)
例えば、宛先不明で返ってきた郵便物を受け取る!とか(←経験済み)
例えば、日本から送った郵便物が税関で1ヶ月も止まってる!とか(←経験済み)
そういう場合だ。


たすけてー
一応、地図を貼っておこう。
あの近辺で日本人に馴染みのある店といえば、韓国料理屋の「ソウル・ガーデン」だろうか。
郵便局のお向かいには、ビザ申請の際にお世話になる健康診断施設の支店があるので、
そこを訪問した際に見かけたことがある人もいるだろう。
まぁ、あのへんだ。
冬の季節であれば、メトロのADCB駅から歩くこともできる。
その道すがら、ギラギラしたドバイを支える低所得者向け集合住宅が密集する地域を通るため、
面白くもあり、心がちょっとささくれ立つ道程となる。
この話はいつかブログに書きたいと思う。

コメント
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