インド英語との戦い
英語はそこそこ勉強してきた、はずだった。
なのになぜだ。
なぜ
なぜ
こんなに分からない!?
ていうか!
そもそも今のは英語だった!?
こうも英語学習者の心をへし折ってくるインド英語。
インド英語の知識や、彼らの母語であるヒンディー語に対する免疫などまったくない状態で、インド人の中に飛び込んでしまった私が歩んできた、攻略(全然できてないけど)の奮闘の道を記したい。
ドバイに来るなら
インド英語からは逃れられない。
全人口の3人に1人がインド人なのだから。
Rをものすごく巻く。巻き続ける。
これは比較的慣れやすいと思う。
傾向や法則が理解できれば、
RRRRの音が聞こえてきたら、
それをRひとつに置き換えると、
元の単語になる。
例えば「オルルルデルル」という言葉を聞いたら
「ルルル」
すると「オrデr」となる。
そう、これはorderだ。
「カルルルパルルルク」という言葉を聞いたら
「ルルル」
すると「カrパrク」となる。
そう、これはcar park。
「スーペルルルメルルケッ」という言葉を聞いたら
「ルルル」の部分を「Rひとつ」に直す。
すると「スーペrメrケッ」となる。
これはsupermarket、スーパーマーケットだ。
いかがだろうか。
ルルルという音が聞こえてくるたびに
「ルルルだ!Rひとつに変
という変換作業を、
日常会話のスピードの中で、
次々に瞬時に処理していく。
もちろん1つの文章の中にルルルがたくさん入っていることもあって忙しい。
慣れれば、変換作業をせずとも、
「Th」の発音は「タ行」か「ダ行」
こちらも法則性を理解すれば大丈夫。
「Th」の音は「タ行」か「ダ行」になる。
この法則通りに脳内変換するだけだ。
例)
The -> だ
Thank you -> たんきゅう
They -> でい
インド人に発音させると、
TheyとDayの音は同じになってしまう。
ちなみに、前述の「Rの法則」と
この「Thの法則」を合体させると
There -> である
という音になる。
「ぜあ」じゃないの…?
原型とどめてない!!
仕方ない。慣れよう。
主語を省略する
「主語を省略しても文章が成立する言語」というのは、
もちろん日本語がそうだし、スペイン語やペルシア語もそうだ。
例えばスペイン人やメキシコ人は、スペ語において
「Yo(私)」
英語を話すときにもその癖を引きずり、主語を省略してbe動詞か
このような相手の母語の文法傾向を理解しておくと、
さて、ドバイに来てインド人との交流が増えてから、インド人の喋る文章が、疑問文か肯定文かわからないことが時折あった。
なぜかというと、肯定文の文章をbe動詞
例)Will come tomorrow, madam.
これは「Will you come tomorrow?(あなたは明日いらっしゃいますか?)」
なのか「I will come tomorrow.(私は明日まいります)」なのか。
どっちだろう、と。
通常、英語において、be動詞や助動詞で始まる文章は疑問文のは
そのため、相手が助動詞から言い始めた場合、「質問かな?」と思い耳を傾けていると、
いやいやいや
「Will…」とか「Are…」
疑問文だと思うやん。。。
何か質問されてるんだ、と思うやん。。。
そこで。
「これはもしかして、彼らの母語であるヒンディー語も、
ググったら、
そういうことかぁぁ!!
彼らは、ヒンディー語において主語を省略してきたので、英語を喋る際も主語を省略してしまうのだ。
そうと知って以降は、インド人がbe動詞や助動詞で文章を始めた場合は、
尚、もう少し英文法ができる人が発話する場合は、「助動詞の後に主語が来たら疑問文、
例)
Can you visit … →疑問文
Can visit .. →主語の「I(私)」が省略された肯定文
・・・うーん、つら。
インド英語との戦いは続く
次回は、インド・オリジナル英単語について書きたい。
和製英語みたいなものだ。
まだまだサッパリ分からないが、それなりに少しずつ攻略してきたものを共有したい。
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