カタール旅してみた
カタールは、アラビア湾(ペルシャ湾)にある小さな半島の国である。
サウジアラビアのはじっこにピョコっと出たような場所だ。
秋田県くらいのサイズ感でありながら、
一人当たりGDPが世界一というお金持ち国家として名高い。
そのカタールの首都ドーハは、
かつて「世界一つまらない首都」と書かれたことがあった。
その理由は
飲めない・打てない・買えない
歴史もなければ文化もないー
といったところだ。
しかーし!
行ってみたら面白かった。
というお話。
ドーハのハマド国際空港に鎮座する約7億円のぬいぐるみ様。
「様」とかつけちゃうよ、高すぎて。
あぁ、オイルマネー。
カタール現地発着ツアー予約★空港送迎からデザートサファリまで
カタール入国にビザは?
日本人は、ビザ取得が不要である。
無料で30日滞在できる。
2017年前半までは
アライバルでのビザ取得(お金払うだけ)が必要だったが、
国交断絶という事態になって以降、
外国人をもっと呼び寄せることで活路を見出そう
という方針で、ビザ免除の国を増やしたのだ。
国交を断絶したUAE在住者であっても、
UAEを通過した観光客であっても、
問題なく入れるので安心して入国審査に向かってほしい。
(関連記事:カタール断交、一般観光客に影響は?)
おすすめの両替
カタールの首都ドーハのハマド国際空港に着いたら、
まずは
空港にある両替所なり、
クレカの海外キャッシンングなりで、
カタールの現地通貨リヤルを入手しよう。
なにはともあれ、そこからだ。
私のオススメは、両替所よりも、
断然クレジットカードの海外キャッシング。
両替所で払わされる手数料+レート状況と、
クレジットカードの利息+レート状況では、
後者の方がお得であるからだ。
そもそも、どこの国へ行くにせよ、
両替所が対応している通貨の現金を、
わざわざ用意していくのがダルすぎる。
もし日本から来るならば、日本円を受け付けてくれるか微妙な国はまだまだあるし、
かといってわざわざ「JPY→USD→現地通貨」と二段階両替するのは馬鹿馬鹿しい。
スパッとサクっとATMから現金を調達するのが一番だ。
クレジットカードが使えない国(経済制裁対象国とか)に行く場合は、
仕方ないので現金を両替所に持っていくかれど、
そんな特殊な事情がない限り、
ATMからクレカで現地通貨のキャッシングが一番!
ドーハの空港には「Plus」マークのついたATMがあるので、
「Plus」マークのついたクレジットカードをお持ちであれば、
ストレスなく現地通貨の現金が入手できる。
バスで空港から街へ
空港から街までの移動に、私はバスを使用することにした。
異国へ行ったら、できるかぎり様々なバリエーションの交通手段を使ってみたい自分。
カタール観光の移動はタクシーにするため、「バスはここで体験しておこう」という算段だ。
空港の正面入口を出たら、ひたすら右へ進むとバス乗り場。
(尚、逆に左へ進むとタクシー乗り場らしい)
右へ進む観光客は全然いないので、
途中でちょっぴり心細くなる。
しかし
「あまり観光客がいないので心細くなる」と書かれたブログを拝読していたので
「心細くなった、つまり、これで合ってるんだな」と納得する。
トコトコトコトコ歩いていったら、
確かにロータリーのような、広めのバス乗り場があった。
どのバスに乗ればいいか分からなかったので
(分からないに決まってる!)
バスが来るたび一台一台、
運転手さんに自分の行きたい場所を言って尋ねてみた。
運転手は大概、南アジア系のおじさんなので、
英語でOKだ。
観光地っぽいところに行きたければ、とりあえず
「スーク・ワキフ!」と言っておけば間違いないはず。
すぐ2台目で「Yes」という返事が返ってきた。
「Yes」の返事には、
見慣れたインドおじさんの首フリフリつきだった。
少々脱線するが、
これだけ出稼ぎインド人の多い湾岸諸国に住んでいても、
未だにインド人の首フリフリの意味が分からないことが時折ある。
縦↓はYES、斜↗︎はYES、横→はNO、縦↑は何?
誰か教えて。。。うぬぬ。
そうこうしてバスに乗ったものの、私は小銭がなかった。
「小銭がないなら紙幣で払わされ、お釣りがもらえないパターンでは」と思いつつ、
恐る恐るインド人おじさんに「小銭がないんだけど…」と言ってみたら、
「じゃぁ次回払ってね!」と、タダにされた。
申し訳ない。。。
ありがとう。
ちなみにバスの車体は、
日本でいう空港シャトルとか長距離バスに使われているような
とってもキレイで立派な車体だった。
さすが産油国?
ドーハ観光の交通手段は
さて観光しよう、となったら交通手段はタクシーとなる。
ドーハは治安もいいので、
一般のタクシーを利用して問題ないし、
もしインターネット環境があるならUberがオススメ。
Uberなら、言語に多少不安があっても、
お迎え場所や目的地を正確に伝えられるし、
悪い運転手さんにわざと遠回りされたりすることもない。
やっぱりUberですよ!!
明日はいよいよドーハ町歩き
初日はホテルまで移動して就寝。
明日から街を探検することに。
おすすめ観光スポットを次回の記事にしたい。
(つづき:案外ディープ。カタール観光おすすめスポット)
「世界一の金持ち国」としてのカタール
産油国、といえば、
「羨ましいわーw」
「石油王つかまえに行こうよw」
なんて冗談を一度くらい言ったことがあるだろう。
しかし、ちょっと冷静になってみよう。
カタールがお金持ちになった理由は、
「産油国だから」である。
ということは、
「誰かがその石油を買った結果」、
カタールがお金持ちになったわけだ。
例え石油が出ようとも、
それを誰も買わなかったら、
カタールはお金持ち国になれなかったわけだ。
カタールにバンバンお金を払って石油を購入した、
太っ腹なお客さんは誰なのか。
実はカタールにとって、
日本は第2位の輸出相手国である(輸出総額の19%)。
ちなみに1位は韓国(同20%)
つまり、カタールの超高層ビル群の20%は
あなたのガソリン代や、電気代からできている!?
と言えなくもない。
石油王を石油王に仕立て上げたのは、実は私たちだったのかもしれない。。。
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