ドバイ富裕層の病院事情

ドバイ富裕層の病院事情 暮らす

前回は、私という一庶民のドバイにおける病院事情病気事情について書いたが、

今回は、エミラティ(UAE人)の富裕層の病院事情について書こうと思う。

 

あくまで私の身近な人たちのエピソードであり、

統計的なものは一切関係ないことはご了承いただきたい。

 

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鉄鋼商社UAE人社長の場合

ドバイに本社を置く鉄鋼専門商社の2代目社長さん。

 

エミラティ(UAE人)である彼の家族は、

本物の一夫多妻ファミリーでもある。

(現代UAEでは一夫多妻は少ない)

 

一夫多妻ということは、

金銭的余裕があることがうかがえる。

 

そんな彼が「病院に行く」というときは、

飛行機に乗ってどっか行く」ことを意味する。

 

行き先は、主にタイ

 

ドバイに比べたら気候は断然いいし、

ついでに家族も連れて行き観光するのも

楽しいし安い。

 

そんなタイへ行き、

きっちり入院(または入ホテル)して、

受けたい治療を受け、

2週間、3週間とタイで過ごして帰ってくる。

 

もうね、タイという国に行くだけで、

メンタルはとても癒されそうな気がするよ。

 

ビジネスファミリー愛され末っ子の場合

ドバイに本社を置く、

とあるイラン系ビジネスファミリーは大家族。

 

その末っ子は、一族みんなに溺愛される

かわいい、かわいい存在だ。

 

まだ幼い子供だが、ちょっと特殊な持病を持つ。

一生かけて付き合う必要があるものだ。

 

普段は、その持病のケアに詳しい専門のナニーが、

住み込みでお世話をしている。

(メイドとは別)

 

その子の主治医は、地球の裏側:アメリカにいる。

 

世界トップクラスの名医に診てもらうために、

毎年1回は必ず、両親や兄弟と共に

アメリカの地方都市にあるその病院へ。

 

定期的な検診や治療を受け、

ちょっとアメリカ観光をして帰ってくるのが

恒例行事となっている。

 

(((…全員ファーストクラスでな!)))

UAE系財閥会長の場合

GCC最大のコングロマリットの1つ、

とも言われる某UAE系財閥の会長さん。

 

実質的経営権は息子たちの世代へ譲り、

自らは会長職へと退いて、ドバイを去った

 

老後は自分の大好きなロンドン

穏やかに過ごそうと決めていた。

 

数年後。

 

どんなお金持ちでも老いには勝てない。

ついにロンドンで倒れ、入院してしまった。

 

ちょうどロンドンに留学していた孫を筆頭に、

ドバイからも一族郎党が、

入れ替わり立ち代り、ロンドンへ見舞いに訪れる。

 

息子(現社長)たちが、

「親父…ドバイに帰って来ないか?」

「頻繁にロンドンに来るのは簡単じゃない」

と何度説得しても首を縦に振らない。

 

「心配してる俺たちのこと全然考えてねえな!

無理矢理にでも連れて帰って来てやる!」

と文句をタレる息子世代孫世代

 

意地を張り続けた会長だったが、

症状が悪化、ついに視力を失った。

 

それを機に、ドバイへ運ばれることが決定した。

 

現在は故郷ドバイにて

日々家族に囲まれながら、

静かな病院生活を送っている。

 

求める医療のために世界へ

昨今、医療ツーリズムという言葉を聞くようになった。

日本も、医療ツーリズムの受け入れ国となれるよう努力していると聞く。

 

一方で実はドバイも、医療ツーリズムを受け入れようとあれやこれやと手を打っている。

「病気を治す」という意味の医療でも、また、「美容整形」といった方面でも。

 

自分にとってベストな選択肢のためなら、国境や大陸など気にせずに、世界中から求めるものを選ぶ人たちがいる。

 

私はこの手のテーマには詳しくないため分析などをするつもりはないが、

こういった彼らの選択を知ることが、なにかのヒントになるかもしれない。


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