ドバイのハムダン皇太子からメッセージ?
なかなか懲りない野郎である。
昨今、ドバイのイケメン皇太子・ハムダン様のふりをして、女性にSNS経由でメッセージを送って接近し、最終的にはお金を要求する詐欺師が出没しているのだ。
実際に”ハムダン皇太子”からそのメッセージを受け取ったという女性から、初めてこの件に関する相談を受けたときは「そんなことする奴いるんだなぁ」と笑うだけ笑って流したのだが、この度まさかのまさか、まったく別の女性からまったく同じ相談を受けた。
よくよく聞いてみれば、手口もまったく同じである。
これはどうみても同一犯。
懲りずに同じ詐欺を繰り返しているようだ。
私のハムダン様(←いや違う)になりすまして悪事を働く野郎の手口を、被害女性の協力を得て、ここに晒してやりたいと思う。
二度と被害女性が出ませんように。
そして。
ハムダン様をナメんじゃねぇぞ、くそやろう!!
偽ハムダンの手口
さっそく偽ハムダンがとっている手法を公開。
SNS経由でDMが来る
まずはTwitterやInstagramなどのSNSで、ハムダン皇太子に興味を持っていそう、または興味を持ちそうな女性を探し出し、DM(ダイレクトメッセージ)を送ってくる。
「コメントしてくれてありがとう」「僕の写真に興味を持ってくれてありがとう」みたいな自然な流れだ。
ただし、当然ながら送信元はハムダン皇太子の公式アカウントではない。
公式アカウントには認証マークが付いているわけで、それ以外からのメッセージなら偽物だと気が付きそうなものだ。しかし、それなりに作り込んだアカウントを用意しているし、「みんなにバレないように…秘密のアカウントだよ」みたいな工作をしてくるためか、「もしかして本物?」と思っちゃう人もいるようだ。
狙われやすい女性の傾向
「ハムダン皇太子の存在は知っているけれど、ドバイのことには詳しくない」という絶妙なラインの女性ばかりがターゲットになっている。
ハムダン様についてガチで語っているドバイ在住の私、ではなく、日本に住んでいてドバイのことは確認ができなそうな人、こっちがターゲットだ。
ちなみに年齢層は30代以上ばかり。最終的にお金を引っ張りたいのが詐欺師なので、若い子よりは収入がありそうな年代を選ぶのだろうか??(でもSNSでは年齢わからないよね?)
ひたすら仲良くなる
関係性の運び方は、
- ロマンス方向(愛してる!系)に持っていくパターン
- 友達またはビジネスパートナーの方向に持っていくパターン
どちらもあるらしい。
特に後者のパターンで接近された場合の方が、受ける側は油断しがち(そんな急いで断らなくていっか、ビクビクしなくていっか)なので実はタチが悪い。
いずれにせよ、毎日マメに「おはようメッセ」をくれたり、互いの家族の話をしたり、王族ライフの写真を送ってきたりして、心理的な距離を縮めてくる。
以下は実際のチャット画面だ。
おはようベイビー
ハニー、今日は僕の家族を紹介するよ。
Googleハングアウトで一瞬だけTV電話
これが「偽ハムダン」の最たる特徴である。
Googleハングアウトを使って、一瞬だけTV電話を繋ぎ、「動くハムダン」を見せるのだ。
実際に体験したひとりめの女性曰く「それまで半信半疑だったけど…だって!動いてたんだよ!?」とのこと。
TV電話の効果は抜群の模様。。。
(偽ハムダンのGoogleハングアウト アカウント)
そんなもの、このご時世、ハムダン皇太子が喋っている動画をどこかから引っ張ってきて、カメラの前で流せばいいだけである。
無言もしくは「Hello」程度しか喋らない部分を再生し、あとはリアルタイムの会話が成立しないのがバレないように即・切るだけだ。私にだってできるわい。
しかしここで「あぁ、メッセージの相手は、やはり本物のハムダン皇太子だった」と思ってしまう人も世の中にはいる。
金を払わせる話はギリギリまでしない
信用させるためなのか、お金に関わる話はなかなかしてこない。
むしろ「愛してしまった君にプレゼントをしたい。小切手を送りたい」という趣旨のメッセージを送ってくる。
面白かったのは「父(ムハンマド首長)の許可を得たよ!」なんていうお墨付き(笑)まであった。
実際の画面。
疑うと、身分証(笑)を見せてくる
女性側がハムダンが偽物ではないか・・・と疑いはじめると
「君に疑われて悲しい。どうしたら信じてくれるかな。あぁ、僕の身分証を見せよう」
そうして送られてきたのがこちら。
「王族の証、ロイヤル・メンバーシップ・カードだよ」
拡大すると、こう!
雑コラってやつですね、わかります。
しかし、信じる人は信じてしまうらしい。
詐欺師のトークに最後まで付き合ってみた結果ww
さて、そのまま偽ハムダンとメッセージを続けるとどうなるのか?
面会やプレゼントの授受、寄付や出資など、メッセージ交換以外の「接触」が必要になるステップに至る。
するとここで遂に、偽ハムダンから指示が出る。
「ロイヤル・カードがないと、君は僕に会えないんだ・・・。そのカードを購入してほしい」
(実際の画面)
提示されたお値段は10万円なり。
誰が買うかボケ。
寄付や投資へ誘導のパターン
この詐欺には、偽ハムダンが「ロイヤル・カード(王族カード)」または「ロイヤル・パーミット・カード(王族許可カード)」と呼んだりしているブツの購入へ誘導する、それ以外の着地もあるらしい。
二人目の女性によると「アフリカで運営している孤児院に送るためにAmazonギフト券5,000円くれない?」と言われたらしい。
(実際の画面)
「あんた金持ちやんけ」と切り返したら「いいよ送らんで」と返ってきた模様。
実際に被害が出ているらしい
びっくりしてしまったが、こんな偽ハムダンに騙される人は後を絶たないらしい。その触手は、世界中の女性をターゲットにしている。
少しググってみただけでも、ドバイ版Yahoo!知恵袋のようなサイトにおいて2008年の時点で既に「ドバイの王族とお会いするのにはロイヤル・カードの購入が必要なのでしょうか?」という書き込みがされており、回答者からコテンパンにされていた。
また、昨年は「寄付バージョン」が流行していたらしく、ナイジェリア人の男性が犯人として特定されたらしい。(最終的な振込先情報から判明したとのこと。脇が甘い…甘すぎる…)
日本人女性をターゲットにしたパターンでは、私が連絡を受けた2名の他にも、以下の番組で「国際ロマンス詐欺」として特集されている。
テレビ電話、ロイヤルカード、10万円…完全に一致!
十年前なら「ハムダンだよ!」と言ったところで、それが誰なのか知っている日本人は少なかっただろうし、ドバイのキラキラ具合も、一般日本人女性の目をくらませるほど有名ではなかっただろう。だから、これに引っかかる一般日本人女性が出てきたことは、ドバイのイメージ戦略がうまくいっていることの裏返・・・いやそんなことは言いたくない。クズのせいはクズのせい。
これがそのアカウントだ!
特定できてるワケですが、どうにかならないんですかね??
(そしてこのアカウントのフォロワーって、もしかして「騙されやすいひと一覧」と化してるんじゃないだろうか)
本物のハムダン皇太子は来日していたよ
尚、本物のハムダン様に関する記事は以下の通り。
今年(2019年)の春にプライベートで来日し、庶民に混じって東京観光をエンジョイしておられたので共有しておきます。
冷静に生きていこう
ドバイは、お金のある人を引きつける街である。
しかし同時に、お金の匂いを嗅ぎつけたズル賢い奴も引きつける。
そして、「ドバイ」というワードは、キラキラした雰囲気に夢を見てしまった人を舞い上がらせ、盲目にさせるワードでもある。
珍妙なトラップに翻弄されず、冷静に生きていきたいものである。
最後に、情報や画像を提供してくださった女性に御礼を申し上げます。ありがとうございました。
コメント
どこにでも、いるのですね。
必死で人を騙そうとする奴(笑)
もちろん日本でもありますが
オレオレ詐欺が多いですね。
日本は高齢化ゆえに
高齢者が狙われています。
ドバイと王子で女性を騙そうとする
のですね。
詐欺にもお国柄が表れるのかも
知れませんね。
ありがとうございました。
いつもありがとうございます。
確かに、ある意味ドバイらしさが表れている詐欺だと言えますね。。。けしからんです!
インスタ(@faz3)がすごい人気(フォロワー数800万人越え)だから、ついつい恋愛ごとじゃなくアートとして見てしまい、ついついコメしただけで、偽ハムダン三人くらい一度にDM来てドン引きしました。ハムダン皇太子は絶対コメ見る暇ないに決まってるけど詐欺が見てるなんてショック!!日本のテレビでもこの前、あまりにも素晴らしいインスタ=でもそれがまたイケメン皇太子!が!という紹介もあったから余計に?フォロワーも多いのではないかと思います。私もその一人でしたが。マジ怖かったです〜。。本物の王子様お助けください〜と申し上げたいです。
偽ハムダン多すぎですね!!
詐欺師ってよく見てるんですねぇ(;´д`)=3
今日、Hello talkっていう言語を教え合うようなサイトでドバイのハムダン皇太子ですって人からメッセージがきましたw
王族が自分からドバイの皇太子ですって軽率なこと言うかなぁ?😅
しかも別居中っていってましたw
こちらもやはり、ほとんど話もしないでhangout?でチャットしようって誘ってきました。
仕事は何してるの?も聞かれましたね。
私は英語が話せないのでHello talkの方が話しやすいし教え合いやすいって返したら、これから会議があるから、また後でねってなりました🤣
Hello Talkにも出没してるんですね・・・!笑
ハングアウトに誘導する点なんて、まさに他の方の事例の通りですね。
目撃談ありがとうございました。どうぞお気をつけくださいませ〜。
私もつい先日まで騙されてました。
Penpalというサイトからhangoutに誘導され、3週間ぐらいやり取りをしてました。
この書き込みに助けられました!
動く画像はプライベートジェットの中からで、アブダビでの会議に出るために
少しだけ時間がある、とのことでした。
結婚についての挨拶のためroyal robe代の請求をされ、ようやく目が覚めました。
皆様、どうぞお気をつけくださいませ。