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案外ディープ。カタール観光おすすめスポット

カタール

今回はカタールの首都ドーハのおすすめスポットをご紹介。

周辺のジャイアンと国交が断絶しちゃったり、それでもワールドカップが予定されていたりと話題に事欠かないカタールの首都ドーハの歩き方です。

アル・ジャジーラ・カフェ

実は、私がカタール旅行で一番楽しみにしていたのがこちら。

 

中東マスメディアの革命児「Al Jazeera」のカフェである。

 

初めてその存在を知ったときは

は?アル・ジャジーラがカフェ???」と混乱した。

 

だって、なんたって、アル・ジャジーラである。

 

日本では

イラク戦争のとき現地から生々しい報道をしていた、アラビア文字がついた中東のメディア

として初めて知った人が多いだろう。

 

私もご多聞に漏れず、そんなキナ臭いイメージだったのだ。

 

が、カフェ…??

 

ま…まぁ渋谷のNHKにも展示やお土産コーナーあるし、お台場のフジテレビなんか超有名観光スポットだ。

アルジャジーラにもそんな場所があってもいいだろうと無理やり納得する。

 

そして辿り着いたのが・・・こちら!

 

タッチパネル式の何やらハイテクなテーブルにメニューが表示され、私が注文したのは、こちら。

 

アル・ジャジーラ・ロゴのラテ!!!

あかん、萌える。。。

カフェコーナーの周囲には、展示が。

アル・ジャジーラで最初に使用されたカメラはキャノンだそうだ。

このへんは生々しい。

尚、ここはあくまでカフェであり、報道をやっているオフィスは別の場所にある。オフィス街に立派なビルがドーンと立っている。

 

昨今は、サウジアラビアの王政に対する批判なんかを遠慮なく報道するために目をつけられ、カタール断交の重大な理由の1つにもされた、アルジャジーラ。

(国交断絶を解除してほしければ、アル・ジャジーラを閉鎖せよ、と言われている)

 

ファンなら、いや、ファンならずとも。

「渦中の噂のメディア」の世界を覗き見に、足を運んでみてはいかがだろうか。

あのロゴ入りグッズも買えるよ。

(場所:カタラ文化村の中)

カタラ文化村

そんなアル・ジャジーラ・カフェがあるのは、カタラ文化村という施設?ビレッジ?の中である。

ここは、その名の通り「文化っぽい施設」がいろいろ詰まった複合施設で、ウロウロ散策すると面白いものに出会える。

 

私が行ったときは、サッカーの開催歴や戦歴の展示会があったり、お子さま向け手作り体験教室みたいなことをやっていたり、図書館のようなところがあったり、屋外劇場があったりするのを見ることができた。

 

私が楽しんだのは、現代アートの即売ギャラリー。

 

例えばこちら。

アラビア語が読める人ならお分かりだろうが、このカリグラフィーは「hhhhhhhh」と書かれており、つまり日本語でいう「wwwwww」であるw

 

昔ながらの建築物を再現した、鳩小屋。

アラブ世界では伝書鳩として活躍してきた鳩。こちらの場合は食用らしい。そんな鳩たちのおうちだ。

この日は雨だったため、鳩タワーにおさまる鳩がちゃんと見られた。(晴れてるとあんまり入ってくれない)

(ちょっとこの外観は集合体恐怖症には辛い)

 

雨のおかげで、傘を差して歩くアバヤ女子というちょっと珍しい風景も見られた。

 

(場所:中心地より少し北の海沿い。The Pearlよりは手前。)

イスラム美術博物館

カタール観光で鉄板の博物館(美術館)。

なんと入場料は無料

 

イスラーム美術を中心に、中近東、湾岸、西アジア諸国から収集された品々が展示されている。

 

イスラームのアートは繊細で美しく、逆にちょっと笑えるセンスの陶磁器とかもある。

(なぜかこれだけ写真に撮ってた自分)

 

けっこう見応えがあるので、興味のある人ならば、しっかり2時間以上確保したいところ。

 

あと、ここのお土産屋さん、センスが良かった。

お土産屋さんだけでも見て歩くのが楽しい。

(場所:コーニッシュの海沿い)

ザ・パール

海沿いに埋め立てで作られた、新興おしゃれセレブ住宅地

高級マンションと、クルーザーを係留するマリーナ。

何だろう、この「クルーザー持ってるのが当たり前」感。

 

周囲には小洒落たカフェやショップが並ぶ。

 

ドバイのパーム・ジュメイラの小さいバージョンみたいな感じ。

よって、ドバイから行くなら別にパスしてもいいかもしれない。

(場所:ドーハ中心地より北。カタラ文化村よりも先。)

 

こちらはザ・パールにあったカフェ。

このカップの似顔絵はアラブの大御所歌手たちらしい。

美空ひばりとか北島三郎とか・・・てきな??

どなたなのか分からないあたり、私もまだまだである。

スーク・ワーギフを散策しよう

スーク、つまり市場。

 

中東ならどこにでもあるスークだが、断言しよう。

スークは、ドバイよりカタールの方が数倍楽しい

ドーハ最大のスークが「スーク・ワーギフ」。

 

ワーギフとはアラビア語で「止まる」「STOP」を意味する。

これはかつて、長い航行をする船がドーハの港に「停泊」していたことから付けられた名前だそうだ。

 

ここのスークは、観光客向けにリノベーションしてあるものの、ドバイのスークよりも随分と現地色が濃厚だ。

 

ぶっちゃけドバイのスークでは、観光客がふわふわ行ったところで、インド・パキスタン・アフガンあたりのおやじに「コニチワ!カワイイ!オッパッピー!」とか言われて、高い土産物を押し売りされてくるのがオチ。

(ゴールドスーク、スパイススーク、テキスタイルスークなど)

 

スパイス・スークのパキスタンおやじにぼったくられてセルフィーを撮って「ドバイ人と仲良くなっちゃいました!」なんてインスタ上げてる日本人女子が憐れである。

そもそもその人ドバイ人じゃないし、スーパーに行けば、清潔で適正価格のスパイス売ってるよ?

 

いかん。脱線した。

 

ドーハのスークの何が楽しかったかというと、観光地化されたドバイのスークと異なり、まだまだ現地の人が活用するためのスークだったからである。

 

もちろん観光客を狙った店もあるが、その割合がドバイに比べてグッと低い。

まだまだ生きたスークのようだった。

 

ストリート・フードを売るおばちゃん。

なんていう名前の食べ物かは分からないが、甘くないクレープ?

できたてアツアツ、美味しかった。

屋台とか、こういうの、ドバイに基本的にない。

 

ちなみにこのおばちゃんは、しっかりスカーフを巻いて、スカーフの隙間からイヤホンを差し込み、イヤホンでお友達とガンガン電話しながらクレープ(仮)焼いてた。

 

(追記:このおやつはルガーグというらしい)

伝統建築風の建物が連なるスーク。

レストランのテラスも軒を連ねる。

 

観光客に「カワイイ!ヤスイ!」と駆け寄る売り子の姿はなく、代わりに声をかけてくるのは、似顔絵描きのアーティスト。

 

表通りには見慣れた欧米のチェーン店も並ぶが、一歩進めば、客は民族衣装のローカルばかりという湾岸メシのレストランもある。(一言でアラブ料理といっても、レバノン系、湾岸系、エジプト系、色々あるのだ)

 

こちらは、スークの一角にある、アラブの渋いおっさんの社交場、ボードゲーム場。カタールの雀荘的な存在だろうか。

バックギャモンのようなゲームらしい。

営業時間外に行ってしまったのが残念だ。

 

ペットショップの一角もあった。かわいい。

もふもふ。

って、安くない??

 

こちらはペットはペットでも、ガチ系ペット

遊牧民のDNAが騒ぐ、伝統の鷹狩りショップ

生体も、グッズも売っている。

目隠しで日向ぼっこ。(販売中)

どの鷹ショップも観光客(少なくとも私)に対してウェルカムだった。

鷹さん専門の病院もある。

ファルコン・ホスピタル!

これぞアラブ、三日月刀ショップもある。

このおっさん(お兄さん?)超ウェルカムでノリノリだった。

 

尚、そんな楽しいスークも、

週末(金曜)やお祈りタイムはこうなるのでご注意を。

ショッピングするなら

海外旅行と言えばショッピング。

 

ルイ・ヴィトンなどのハイ・ブランドを購入したい方はVillaggio Mallへどうぞ。

リッチな産油国だけあって、秋田県サイズの小さい国でありながら、一流ブランドがずらりと揃っている。為替の状況にもよるが、日本よりお得に買えるはずだ。また、アラブ人の好みは日本人と違うため、日本完売品が見つかることも頻繁にある。

(価格帯イメージ:ルミネから伊勢丹)

 

一方、カジュアルにショッピングを楽しむならば、Doha City Centre などがいいだろう。

大型スーパーマーケットもある。

(価格帯イメージ:イオン。なんか落ち着く。)

ラクダ牧場

私は行かなかったが(バハレーンで見たから)、カタールのラクダ牧場もラクダがいっぱいでおもろいらしい。

 

詳しく書かれている方のブログをどうぞー。

デザートサファリ

観光で来られたなら、一度は体験して損はない。

砂漠を四駆で駆け抜けるアクティビティ、デザートサファリ。

 

粉塵を巻き上げて沙漠を疾走したり、砂山のエッジを攻めてみたり、砂の斜面を滑り落ちてみたり。

砂漠のある国ならメジャーな観光アクティビティだ。

 

興味があれば、様々なツアー会社が存在するし、大概どんなホテルでも紹介をしているので、興味があればホイっと申し込めばOK。

 

まぁ私はドバイで何度もやってるので十分かな。

 

【参考】ドバイ以外の周辺諸国(カタール、イラン、バーレーン…etc)も紹介してくれている貴重なガイドブックはこちら。

まとめ

というわけで。

 

かつては「世界一退屈な首都」と言われたドーハだが、実はこんな様々な側面があるんだなぁと気づいてもらえたら嬉しい。

 

湾岸諸国は、一見どこも大体一緒のように見えて、実はちょっとずつ違う。

ドバイやアブダビばかりが注目されるが、そことは一味、二味違った湾岸があることを感じてみるのも楽しいものだ。

 

特にカタールは、なんというかスピリットがある。

 

何かの機会に訪れることがあれば、参考になると嬉しいです。

カタール現地発着ツアー予約★空港送迎からデザートサファリまで



コメント

  1. まろん より:

    初めて拝見したのですが、職場の様子や英語についてなど興味深い記事を楽しく読ませていただきました!ドバイ在住なので、ここにいるうちにカタールは訪れてみたいです。

    この記事で紹介されていた甘くないクレープ状の食べ物ですが、ドバイのGlobal Villageでもありました。UAE館の近くの屋台風の場所にあったのでUAEの食べ物かと思ったのですが、思い起こしてみるとオマーンの歴史民俗館的なところでもおばちゃんが作って試食させてくれました。
    Arabian Tea Houseの朝食でも似たようなのを食べた記憶がありますが、名前は忘れてしまいました。。中東共通のローカルフードなんですかね。ぜひまた記事にしてもらえると嬉しいです。

    • MonaBushra より:

      コメントありがとうございます!
      拙いブログですが、読んでいただけて心から嬉しいです。

      甘くないクレープ情報ありがとうございます!
      きっとこのあたり共通の食べ物なのですね。
      近いうちにArabian Tea Houseへ調査(という名の食事)に行ってみようと思います(^^)

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