ドバイでUber使っています
タクシー配車アプリUber(ウーバー)は、ここドバイでも大活躍。
よっぽど辺鄙な沙漠にでもいかない限り、車両はそこらへんにいる。
在住者である私自身も頻繁に使用しており、とっても快適なので素直にオススメしたい。
旅行者ならば、
空港内の携帯屋さんで現地SIMを購入して自分のスマホに入れたり、
またはレンタルwi-fiを用意したりして、
インターネットに接続できる環境さえ整えれば、
Uberはむしろ一般のタクシーよりも気軽な交通手段となるだろう。
Uber画面はこんな感じ
さっそくアプリを開いてみよう。
例としてドバイモールからアトランティスホテルへの移動を設定してみた。
ふむふむ。
ルート、予算、車種、乗車定員数が出てくる。
この内容でよければ「確認」を押下。
すると近くにいる車がやってくる。
せっかくなので、他にどんな車種があるか見てみよう。
ドバイのUberの車種がイかれてる件
余計な説明はしない。
車種を選択する画面を見てほしい。
ちょっと待て。
なんだ最後の選択肢。
UberCHOPPER
1名520AED(15,600円)〜
ヘリかよ!
(しかも手が届く値段かよ!)
なんと現代はiPhoneでヘリコプターを呼べる時代だったようだ。
試しに押してみたら、こうなった。
どうやら観光ツアー、遊覧飛行に使えるらしい。
あいにく私が開いたときは「利用可能なUberChopperがございません」という表示だったが、機会があれば誰かトライしてみてくれないだろうか。
お手持ちのスマホ1台で高須クリニックごっこの手配が可能なのだから。
実際に来たのはこんな車
Uberの基本ランク「UberX」を選択すると、ベーシックな車が来る。
ドバイの場合それが黒塗りのLEXUSである。
通常運行でレクサス。
なかなか気持ちがいい。
実際のシートの写真がこれだ。
見えづらいが、中央の肘掛の部分まで高級感。
基本的に、ドバイのUberは組織的に運営されているので、統一されており、いつもこれだ。
毎回レクサス。
ただ、たまーに、どういう仕組みなのか明らかに個人?な車(本来のUberの趣旨はこっちなわけだが)が来ることもある。
空港からUberに乗る場合の注意
ドバイの空港に限ったことではないが、
Uberの車両は
空港のピックアップエリアには来られない。
(空港ビルに横付けができない)
ドバイ国際空港の第1ターミナル(エミレーツ航空以外)、第3ターミナル(エミレーツ航空)の場合、
空港ビルから道路(といっても送迎車両が行き来するだけの道路)を挟んだ向かい側にある、駐車場ビルの中での待ち合わせとなる。
具体的な場所は、都度、運転手とチャットでやり取りして特定することになるが、「空港ビルじゃなく、あっちの方にいるかもしれん」という心づもりで、車を探すといいだろう。
ドバイの一般タクシー事情
ちなみにドバイでは、一般のタクシーも十分に安心して使える。
日本と同じ感覚で、流しのタクシーを拾って大丈夫だ。
全てのタクシーにメーターがついているので、ボッタクリもない。
初乗りは12AED(約360円)なので、金銭的にも気楽だ。
敢えてデメリットを挙げるなら、
タクシー運転手というのは出稼ぎワーカーの仕事の代表格なので、
英語下手、道を知らない(ドバイ初心者)、臭い、うるさい
といった運転手にちょいちょい当たってしまう、という点だろうか。
そんな感じで、
キレイな車がいい。
運転手さんの腕が良い方が安心。
目的地を英語で正確に指示する自信がない。
といった要望があれば、Uberの使用がオススメなのだ。
ドバイでUberを使うメリット
ドバイでUberを使うメリットは5つある。
・車が圧倒的にキレイで高級
そもそもの車種のランクが段違い。
・運転手が紳士
Uberの運転手に前職を聞くと「ホテルの運転手」「空港の運転手」「一般のタクシー運転手だったが引き抜かれた」といった答えが返ってくる。
つまり一般のタクシーよりハイレベルな運転手が揃っており、態度もすこぶる良い。
一般タクシーでは稀に残念な輩にぶち当たり「ケッ、中国人のビッ●がよ!近距離で乗ってんじゃねーよ(ドゥルルン!)」みたいな扱いをされて悲しくなる・・・なんてことがあるが、Uberを使うことにより、そんな不快な思いをする可能性を排除できる。(尚、そんな時はソッコー降りてナンバーをタクシー会社に報告するといい)
・道を確実に指示できる
ドバイは道がコロコロ変わるため、自分であーだこーだ指示するより、アプリのGPSに任せてしまうのが安心だ。
また、タクシー運転手の英語がなまりが強すぎて分からない!ということはよくあるので、
そういう意味でもコミュニケーションがアプリで完結するのは心強い。
・車のサイズが様々
人数や荷物の量によって、好きな車種が選択ができる。
大きなスーツケースを抱えた旅行者・出張者、そして家族旅行など大人数で移動したい人にとっては心強い。
・現地通貨の現金は不要
ドバイのタクシーにもここ2年ほどで急速にカード払いの機能が搭載されはじめたが、まだまだ全台ではない。
よって、Uberの利用は、現地通貨の細かいお金を用意する面倒を省くことにも一役買う。
Uberにはお国柄が出る?
ギラギラさが売りの街ドバイでは
Uberを呼ぶと
ヘリコプターが来たり
レクサスが来たりした。
一方、社会問題の坩堝、エジプトでは
Uberを呼ぶと
原付が来た。
お国柄が出すぎである。
そして、エジプト考古学博物館からギザのピラミッドまでiPhoneでタクシーを手配できる時代であることに、ほんのり切なさを感じてしまった古代史ファンであった。
(エジプトのカイロに行ったら映画ハムナプトラのエブリンごっこがしたかったのだが、その情緒は「そうiPhoneならね」と言わんばかりに文明の利器たちで吹っ飛んでいった。)
ちょっとエジプトでのUber事情は色々と言いたいことがありすぎるので(てめぇこのやろー!)、後日キッチリ改めて記事にしたい。
安心な旅を
というわけで、今回はドバイのUber事情について紹介した。
旅行者でも、出張者でも、在住者でも、Uberは使いこなせば世界中どこに行っても心強いツールとなる。
ぜひ活用して、旅を快適なものにし、素敵な思い出を持ち帰ってもらいたい。
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